関東を中心に今でも店舗が増え続けている立ち食いそば店。
特に、首都圏では忙しいビジネスマンにとって、『安くて、旨くて、早い』の三拍子がそろった立ち食いそばの人気は根強いものがあります。
たった、ワンコインで美味しいそばが直ぐに提供される、立ち食いそば店。
そんなに安いのに、店舗数は減るどころか増え続けています。
立ち食いそばは、なぜ安いのに儲かるのでしょうか?
その理由に迫ります。
立ち食いそばの安くて美味しい魅力
立ち食いそばの魅力といえば、何よりもそのコスパの良さ。
ワンコイン握りしめて店内に入れば、お腹いっぱい食べることができます。
そして、安いのに美味しい。
さらに、券売機でチケットを発券してから、そばを提供されるまでのスピード感も大きな魅力です。
忙しいビジネスマンにとっては、貴重な昼休みに『安くて、旨くて、早い』立ち食いそばの存在は強い味方になります。
また、立ち食いそばの魅力はビジネスマンだけにとどまらず、他の客層にも広まってきています。
最近では、内装もオシャレにこだわり、女性客や子連れでも入りやすい工夫が施された店舗も増えてきています。
大手町駅から徒歩4分に、モダンかつオシャレ空間で立ち食い蕎麦を頂ける超穴場スポットが存在します!#大手町 #おしゃれ #オシャレ #モダン #立ち食い蕎麦 #そば #蕎麦 #立ち食いそばhttps://t.co/TIrCMqxCtv
— 東京・埼玉グルメスポットガイド (@my53930311) 2019年2月25日
立ち食いそばが安いのに儲かる仕組み
なぜ、ワンコインで提供し続けることができるのでしょうか。
その仕組みは、回転率をあげた薄利多売によるシステムが確立しているからだと専門家は言います。
立ち食いそば屋が400円、定食屋が800円だったとする。おのおの1時間当たりの売上高を計算して比較すると、「150×400=6万円」「45×800=3万6000円」となり、立ち食いそば屋に軍配があがる。この勝因はひとえに回転率のよさにある。
また、初期投資も立地条件さえよければ、狭い敷地で開業することができます。
居抜きで入ることができれば、厨房などの機材も最小限の投資で使うことができるでしょう。
さらに、飲食店を経営する上で最大にお金が掛かるのは人件費です。
立ち食いそば店なら、自動券売機がオーダーを取ってくれます。
ほぼセルフで、水出しから配膳まで賄えるので、調理場に2人いれば営業可能です。
仕入れにおいても、極力生ものを扱わなければ、日持ちのする材料ばかりでやっていけます。
ワンコインで満足できる程度の味さえ提供できれば、ほぼ儲けられるシステムが確立しています。
当然、立地がすべてとも言えます。
いくら回転率が高くても、閑古鳥では営業が立ちいきませんからね。
まとめ
立ち食いそばが安い理由は、回転率を高めて薄利多売による利益をあげるためということがわかりました。
単価を安くすることで、たくさんのお客さんを呼び寄せることができます。
狭い立地でも営業することが可能なため、開店資金(借金)も少なくて済みます。
人件費も少なく済むため、回転率さえあげることができれば、少ない経費で利益をあげることができます。
増え続ける立ち食いそば店には、単価が安くても儲かる理由がありました。
今後さらに店舗が増え続けることにより、ライバル店がしのぎを削り、味もパフォーマンスも良くなっていけば利用者にとって喜ばしいことですね。
私も立ち食いそば屋で一旗あげようかなぁ・・・(笑)