ラーメンに欠かせないトッピングの一つに、メンマがあります。
コリコリとした食感がよく、ラーメンだけでなく、ご飯のお供やツマミにもなる優れものです。
でも・・・
メンマの原料や作り方って何かご存知ですか?
タケノコっぽいけど・・・?
詳しく見ていきましょう。
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メンマとは
甘じょっぱく、こりこりとした食感のメンマ。
原材料と作り方から見ていきましょう。
メンマの原材料
メンマの原料は「タケノコ」です。
ただし、タケノコとはいっても日本のタケノコとは違い、「麻竹(マチク)」と呼ばれる南アジアを原産の竹のタケノコを使用しています。
日本のタケノコよりも柔らかいことが特徴ですが、日本のタケノコのようにコリコリした食感はありますね。
メンマの作り方
メンマは次のように作られます。
- タケノコを乳酸発酵させる
- 発酵させたタケノコを塩漬け、乾燥させる
- 水で戻し塩抜きする
- 場合によってはさらに味付けをする
塩漬けや乾燥をしているので、元は保存食として食べられていたのかもしれませんね。
メンマの発祥国は台湾(中国)
メンマは、もともとは日本食ではなく、台湾が発祥と言われています。
ただ、台湾に関しては大人の事情もあるので、中国発祥という人もいますが…
ラーメンのトッピングでお馴染みのメンマ。
ですが、台湾や中国には日本のようにラーメンのような汁麺の上に乗せる文化はありません。
ラーメンのトッピングにメンマを使うのは日本独自の文化です。
まだラーメンが、中華そばと呼ばれていた時代にトッピングで使われたことが始まりのようです。
メンマという名称の由来
メンマという名称は、実は日本独自の名称です。
メンマが日本に伝わった当初はメンマではなかったのです。
「中国の竹」ということで、「支那竹(シナチク)」と呼ばれていました。
しかし何故、「シナチク」ではなく「メンマ」と呼ぶようなったかと言うと、国際上の問題が大きく関係しています。
台湾政府による抗議
現丸松物産の前身の会社が使用していた商標が『SHINACHIKU』でした。
台湾から輸入していたものです。
これに対し、台湾政府が『台湾の商品なのに、商品名に「SHINA(中国の意)」を付けるとは何事だ!』と抗議があったそうです。
そのため、当時の丸松物産会長は、「ラーメンに乗せるマチク」と言う言葉を短縮し、メンマと名付けたのが名称の由来となります。
メンマという名称を広めたのは眼鏡のあの人
当時の丸松物産会長は一般名称としてではなく、あくまで商品名として「メンマ」と名前をつけたものでした。
しかし、他社の商品(非食品)と名称が類似していたため、商標登録ができませんでした。
その為、メンマの名称はそこまで広がることはありませんでした。
その後、メンマの名称を全国に広めたのは、黒縁眼鏡でお馴染みの「のり平」です。
えっ?のり平が誰かわからない?
桃屋のキャラクターでお馴染みののり平ですよ(笑)
桃屋が「味付けメンマ」の名称で発売した商品がきっかけで、丸松物産の一商品名だった「メンマ」という名称が全国に広まったのです。
まとめ
メンマはラー「メン」のトッピングにする「マ」チクが名前の由来です。
その名称の通り、麻竹(マチク)と呼ばれる竹のタケノコが原料です。
ちなみに私がいつも買うのは桃屋の味付けメンマです。
定番でなじみ深く、ラーメンでなくとも、ついついつまんでしまいますよね!