最近では健康食、美容食としても注目され、そばダイエットの効果の高さと成功談も数多いようです。
そんなそばの魅力を、あらめて探ってみましょう。
そばの健康成分
そば粉に含まれていて小麦粉に含まれていないもの・・・
それが、「ルチン」と呼ばれるポリフェノールの一種。
とても抗酸化作用が強く、血管を強化する作用も確認されています。
さらに水溶性食物繊維や豊富なビタミン類が含まれていて、カロリーは小麦粉より低いのです。
とくれば、言うことなしの健康食であり美容食ということになります。
ダイエットに有効な理由
ダイエット食といえば、まず注目するのはカロリーですよね。
ごはんやうどん、中華麺とそばの1人前の麺だけのカロリーを比べてみると、意外にも大きな差はありません。
- 白ご飯1膳:約240Kcal
- そば:約210Kcal
- 中華麺:300Kcal超
何が違うかと言えば、近年注目されている「GI値」が違うのです。
いわゆる「糖質ダイエット」で有名になったものです。
そばはGI値が、食パンやご飯の半分ほどという低い数値のため、太りにくい食べ物として優れているのです。
※GI値とは、食物を食べた時に血糖値がどの程度早く上がるのかの指標となる数字。
要は「GI値が低いほど太りにくい」と言えるのです。
そばダイエットの注意点
そばダイエットの口コミを見ると、毎日1日1食をそばに置き換える、という方法が無理なく続けられて効果的です。
さらに、夜の食事の摂取カロリーを抑えるためにも、できれば晩御飯を温かいおそばに置き換えると良いとされています。
※諸説あります。
ここで気をつけるべき点が、天ぷらとの組み合わせ。
そばとの相性は抜群ですが・・・
まぁ普通に考えて、天ぷらはダイエットに大敵ですよね。
真剣にダイエットをしたいならそこはちょっと我慢です。
また、ルチンはビタミンCの吸収を高める作用もあることから、大根おろしなどの野菜類と共に摂取するのが望ましいとされています。
タンパク質を補う意味から、卵や鶏肉も良いですね。
さらに、そばに含まれる魅惑の成分ルチンはゆで汁に溶け出すので、そば湯も忘れずに取りたいところ。
その際の注意点として、つゆを入れ過ぎないこと。
塩分の摂取量が高くなり過ぎて、せっかくの健康食が健康を阻害することになってしまいます。
種類や食べ方による違い
そばダイエットへの口コミ感想は、当然のことながら「効果がなかった」とする説もあります。
ですが、おいしく無理なく続くという点で概ね評価は悪くありません。
ただし、そばには、つなぎとして小麦粉も使われています。
実際のそば粉の割合に注目しておく必要があります。
乾麺でもゆでた袋麺でも、たいていの場合はそば粉の割合が明示されています。
※十割そばや二八そばなど。
書かれていない場合は、多く含まれている順番に成分表記がされているので、そちらをチェックしておきましょう。
また、温度による違いとして・・・
- 温かいそばは食べた時の満足感が得やすくおすすめという説
- 冷たいそばで得られるレジスタントスターチ(難消化性のでんぷん)の効果も捨てがたい説
とがあります。
どちらにせよ、毎日食べることを前提にすると、食べ方はいろいろアレンジした方が飽きずに続けられそうですね。
まとめ
健康食としても、スポットライトが当たり出した日本蕎麦。
改めて、その魅力を再確認する必要がありそうですね。