「愛の貧乏脱出大作戦」に出演していたうどん屋「ふじや」のことを覚えていますか?
店主のあまりのダメっぷりに印象に残っている人もいるのではないでしょうか。
本来であれば店主が修行をする番組であるにも関わらず、しびれを切らせた彼女が登場して代わりに修行する場面も・・・
そんなふじやの現在は一体どうなっているのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
「ふじや」はどんな店だった?
うどん屋の「ふじや」はどんな店だったのでしょうか。
当時の情報をお伝えします。
- 愛知県春日井市
- 老舗うどん屋であったが、2代目店主に引き継いだら大赤字
- 借金は4,000万円
店主はこの道20年。
経歴だけ見ればベテランなのですが、とことんダメダメな店主だったのです。
- ランチタイムなのにお客さんも店主も店頭にいない
- 注文を聞きに来るまでに4分もかかる
- うどん屋なのに麺が不揃い
- アルバイト収入のほうで生計を立てている
- 危機感がなく集中力や気力が長続きしない
とにかく、うどん屋店主である自覚や、店を立て直したいという危機感が見られませんでした。
よっぽど当時付き合っていた彼女のほうが、しっかりしていて店を任せられそうです。
そんなふじやの店主は、店を立て直すことができたのでしょうか。
「ふじや」の愛の貧乏大作戦での修行内容
本来なら番組側が修行先を選ぶのですが、今回は「修行先は自分で決めたい」という店主。
何軒ものうどん屋を巡り、ようやく理想のうどん屋にたどり着きます。
そこはうどんで有名な香川県高松市にある「あたりや」。
通常であれば、何年もの修行を経て一人前のうどん職人になるものです。
そのため、たった数日では教えられないと達人に断られてしまいます。
しかも第一印象で、ふじやの店主のやる気や熱意のなさを見抜かれてしまったのです。
番組の手前があってか、なんとか1日だけの体験入店が叶います。
しかし貴重な時間なのに積極的に学ぼうという姿勢がなく、教えられたことも覚えられませんでした。
しまいには立ったまま居眠りをする始末・・・
そりゃあ、達人に激怒されても仕方がありません。
そんな中、優しくてしっかり者の彼女が高松までやってきてくれます。
修行の日が来るまでの数日も、修行をさせてもらえないかと達人に再度依頼をしにいきます。
達人に交渉するのも彼女、熱意が感じられるのも彼女・・・
しまいには店主は修行に来なくて良いと言われ、彼女のみが参加する前代未聞の事態に。
彼女の支えがなければ本当に何もできないのかと、観ていて情けなくなります。
店主が参加できたうどん作りの修行はたった1日。
店主と彼女の二人三脚でなければ、美味しい手打ちうどんは作れません。
彼女が懸命にメモを取り、店主は体でうどん作りを覚えようとする姿が垣間見れます。
番組後半では美味しいうどんが作れるようになり、達人からのOKももらえました。
最後はたくさんのお客さんが、ふじやに戻ってきてくれたというハッピーエンドで終わっています。
番組は良い感じで締めくくられていますが、実際のところは2人で乗り越える試練が番組放送後にもたくさんあったに違いありません。
ふじや店主の修行の様子を観てみたい人は、この動画から順番に再生してみてください。
始めから最後まで大ボリュームの3本立てです!
「ふじや」の現在は|すでに閉店
番組に出演したあと、残念ながらふじやは閉店してしまいました。
きっと番組放送後はしばらくお客さんが増えたでしょう。
でも何がきっかけで、いつ閉店したのかは定かではありません。
店主のやる気が持続しなかったのか、彼女と別れて支えてくれる人がいなくなったのか、真実はわかりません。
4,000万もある借金を返済できたのか心配ですね。
やはりたった1日しかない修行は厳しいものがあります。
うどん作りの流れを教わっただけで、完全にマスターまでするには時間が足りないです。
そして何より、店主の熱意ややる気を叩き直すには時間が少なすぎたのではないでしょうか。
もっと長期間に渡る修行で、うどん作りと店主のマインドを変えられたら、違う未来があったかもしれませんね。
現在も生き残っているうどん屋は4店舗中1店舗だけ
実は「愛の貧乏脱出大作戦」で取り上げられたうどん屋は4店舗ありました。
そのうちの1店舗がふじやで、すでに閉店してしています。
他の店舗も調べてみると、今でも営業が続いているのは東京都稲城市にある「小峰」のみであることがわかりました。
たった1店舗しか生き残れないのですから、うどん屋経営がいかに難しいのかわかりますね。
まとめ
愛の貧乏脱出大作戦に出演したうどん屋「ふじや」のその後について見てきました。
彼女の熱心な想いは届かず、現在は閉店していることがわかりました。
店主のあの雰囲気から察するに、商売にはあまり向いていなかったのかもしれません。
手打ちのうどん作りも、店の経営も簡単にはいきませんね。
うどん屋をやめても、今もどこかで幸せに暮らしていることを願うばかりです。