日本の代表的な食文化、うどん。
そのうどんを、日本で一番食べている県は一体どこなのか・・・。
ふとしたときに、気になりますよね。
うどんの二大勢力といえば、以下の二県。
- 秋田県:稲庭うどん
- 香川県:讃岐うどん
しかし、この2県の人口は全国の中でも少ない方です。
他にも、全国的に有名なうどん処といえば、これらの県もありますよね。
- 愛知県:きしめん/みそ煮込みうどんなど
- 群馬県:水沢うどん/ひもかわうどんなど
うどんの有名な県は、消費量も多いものなのでしょうか?
今回の記事は、うどんの消費量の上位3県をランキングにしてご紹介しています。
ちょっと意外な結果かもしれませんよ!
あわせてチェック
ランキングご紹介の前に
ランキングは、総務省統計局の家計調査を参考にしています。
この調査では、うどんとそばの消費量は合算にしてあります。
そのため、うどんのみ、そばのみの消費量はデータがありません。
そこで、次の2つもランキングの指標としています。
※2つ以上の市が家計調査の対象となっている県は、より上位に位置している市のみを当記事のランキング対象としています。
第3位:和歌山市
意外や意外。
うどんの消費量ランキング第3位は和歌山市です。
うどん・そばの合計での消費量は以下の通りです。
ポイント
- 生うどん・そば 13,340g(全国5位)
- 乾うどん・そば 4,682g(全国7位)
- 合計 18,022g(全国4位)
和歌山といえばラーメンのイメージでしたが、うどんやそばもかなり消費されています。
それなのに、和歌山県は外食にかける費用が全国最下位。
- うどん屋店舗数 全国44位
- そば屋店舗数 全国45位
家庭で食べる機会が多いようですね。
そして、この店舗数ランキングでは、和歌山県の食文化がうどん/そばのどちらが優勢なのか分かりにくいですね。
- 西日本はうどんが優勢
- 「梅うどん」というご当地うどんアリ
以上のことから、和歌山県はうどんの食文化が強いと考えられます。
そこで、うどん消費量ランキングの3位としました。
「梅うどん」は、和歌山の名産・紀州南高梅が麺に練りこまれたもの。
冷やしうどん、かけうどん、どちらも食べてみる価値ありです。
第2位 岡山市
第2位は、香川県の向かいに位置する岡山市です!
ポイント
- 生うどん・そば 13,660g(全国4位)
- 乾うどん・そば 4,972g(全国4位)
- 合計 21,602g(全国2位)
岡山のうどんといえば、「ぶっかけうどん」。
茹でたうどんの上に薬味や具材をのせ、その上から少量のだしをかけたものです。
具材はお店や家庭によって様々で、温・冷の両方ありますよ。
讃岐うどんにもぶっかけはありますが、違いは出汁や薬味。
特に出汁は、岡山のぶっかけうどんの方が濃く甘味が強くなっています。
それから、B級グルメの「ホルモンうどん」も人気があります。
2011年のB-1グランプリでは第2位を獲得。
ホルモンは好き嫌いが別れるかもしれませんが、タレがすごくおいしいですよ。
第1位 高松市(香川県)
ぶっちぎりの第1位は、讃岐うどんで有名な香川県高松市です!
「うどん県」を名乗るだけあり、期待を裏切りませんね。
ポイント
- 生うどん・そば 22,566g(全国1位)
- 乾うどん・そば 4,921g(全国5位)
- 合計 27,487g(全国1位)
県の人口は全国40位なのに対し、うどん屋の総数は全国14位となっています。
人口10万人あたりでの店舗数は、ぶっちぎりの1位です!
日常的に外食でうどんを食べていることがよく分かりますね。
讃岐うどんの特徴といえば、コシの強い、いりこのだしが有名です。
種類もさまざまで、お気に入りを探すのも楽しいですよね。
- かけうどん
- ぶっかけうどん
- 生じょうゆうどん
- 釜あげうどん
- 釜玉うどん
通販でお取り寄せできるものも、たくさんありますよ。
まとめ
うどんの消費量ランキングをお送りしました。
第3位の和歌山県は、ちょっと意外でしたね。
ちなみに他のうどん処のランキングは
- 秋田市:13,470g(全国24位)
- 愛知県名古屋市:13,429g(全国25位)
- 群馬県前橋市:14,893g(全国19位)
という結果でした。
有名なうどんがあっても、消費量が多いとは限らないんですね。
うどんの世界は奥が深いです・・・。