- あつもり?
- ひやもり?
- 氷締め?
- スープ割り?
初めて行った、つけ麺屋さんで困惑したことのある方は少なくないでしょう(笑)
つけ麺店では、ラーメン二郎の「野菜マシマシ」のように、つけ麺店ならではの注文の仕方があるのです。
注文の仕方と食べ方についてまとめてみました。
つけ麺の基本的な食べ方
知らない人は少ないとは思いますが、おさらいです。
つけ麺の基本的な食べ方は『麺をつけ汁につけて食べる』という、ざる蕎麦や素麺と同じような食べ方です。
ポイント
- 麺やつけ汁と一緒に提供されるネギなどの薬味はつけ汁にそのまま入れる
- 麺を3~5本程度箸で掴み、つけ汁に麺を8割程度つけて、ツルツルっと啜って食べる
- チャーシューや煮卵はそのまま、もしくはつけ汁にくぐらせて食べる
- テーブルの上にラー油などの薬味がある場合は、好みで麺に直接かけて食べる
※つけ汁に入れても当然ok - 麺を食べ終わったら、【スープ割り】を楽しむのもオススメ
つけ麺の〆はスープ割り?ご飯割り?
つけ麺で特に特徴的な食べ方が、スープ割りです。
つけ麺のつけ汁はそのままだと味が濃いので、スープで割って飲むスープ割りという味わい方があります。
スープはざる蕎麦でいう蕎麦湯の役割ですね。
お店にもよりますが、スープの入ったポットを提供されたり、店員さんにスープ割りを申し出て入れてもらうなどあります。
自分で入れる場合にはスープを足しながら、好みの味になるまでスープを入れましょう。
他にも店舗によっては、白飯を入れてリゾットやおじやのようにする「飯割り(割り飯)」を推奨しているお店などもあります。
つけ麺の注文の仕方
ラーメンと同じ部分と、つけ麺独自の部分に分かれます。
ラーメンと同じ頼み方
- 麺の量
- 太さ
- トッピング
以上の部分は、ラーメンと同じく考えて問題ありません。
1.麺の量の頼み方
- 特盛
- 大盛
- 並盛
- 小盛
- 1玉
- 2玉
- 2.5玉
- etc
お店によって注文方法は異なりますが、ほとんどのお店で麺の量は注文可能です。
また、大盛り無料サービスを実施しているお店も少なくありません。
※注意:つけ麺の並盛りは、一般的なラーメンよりも麺量が多いことがほとんどです。少食の人は注意してください。
麺の太さを選ぶ
ラーメン屋さんでも、選べたり選べなかったりする部分ですね。
つけ麺の基本は太麺です。
ですが、お店によっては細麺を注文できるお店もあります。
個人的な印象では、ラーメンとつけ麺の両方を取扱う店舗の場合、麺の太さを選べることが多い感じですね。
ラーメン用の麺をつけ麺に転用するのでしょう。
※注意:細麺の場合、後述する麺の提供方法に制限が生じることもあります。
トッピングの頼み方
つけ麺もラーメンと同じように、ネギ、チャーシュー、煮卵などのトッピングがある場合が多いです。
のりやメンマなど、定番のトッピングは大抵のお店であるでしょう。
参考
つけ麺独自の温度ごとの頼み方まとめ
つけ麺は、麺の温度を選べることが普通です。
ラーメンの茹で時間に相当する部分です。
(やわ麺、普通、かた麺、バリカタ、ハリガネ、粉落とし、湯気通しなど)
つけ麺の場合には麺の温度を指定するのです。
代表的な頼み方は以下の通りとなります。
ポイント
- 冷や盛り
- 氷締め
- 滑り落とし
- 熱盛り
- 湯だめ熱盛り
ラーメンというよりは、うどん屋さんでの頼み方に近いと言えるでしょう。
詳しく見ていきます。
冷や盛り(ひやもり)
つけ麺の基本は「冷や盛り」です。
茹でた麺を冷水で締めることで、つるっとした触感を味わえます。
また熱々のスープにくぐらせるので、熱いスープが絡みついた表面は熱く、麺の内部は冷たいというつけ麺ならではの温度を味わうことができます。
反面、スープがどんどんぬるくなってしまうデメリットもあります。
氷締め(こおりじめ)
基本は冷や盛りと同じです。
冷水ではなく氷水で締めた麺が「氷締め」です。
冷水締めよりも麺がしまっているため、より麺のコシを味わうことができます。
メニューに氷締めがない場合は、冷や盛りがすでに氷締めであることもあります。
滑り落とし
こちらも基本は冷や盛りと同じです。
つけ麺は麺を冷水で洗って締めることが基本です。
「滑り落とし」は常温程度の水で洗って、麺のヌメリを落としただけのものになります。
そのため、冷や盛りのように、特別冷えているわけではなく、常温程度の麺の熱さです。
熱盛り(あつもり)
※画像はイメージです。記事とは関係ありませんw
多くの店でメニューにのっているのが「熱盛り」です。
その名の通り、熱い麺が提供されます。
冷たい麺の場合、後半はつけ汁が冷めてしまうというデメリットがあります。
そのため、つけ汁が冷めないように考え出されたのが熱盛りです。
基本的には、冷水で麺を締めた後、もう一度熱湯で温めたものが提供されます。
つけ汁が冷めにくい一方で、麺のコシがやや落ちる、時間が経つと麺同士がひっついてしまうというデメリットがあります。
湯だめ熱盛り
基本は熱盛りと同じです。
麺がお湯に浸かった状態で提供されるという特徴があります。
うどんで言う所の「釜揚げうどん」と同じ状態ですね。
湯だめ熱盛りの場合、通常の熱盛りのように麺がひっつくデメリットはありません。
ですが、麺のコシがなくやりやすく、また食べ進めるうちに、スープが薄くなってしまうデメリットがあります。
お店によって、メニューには熱盛りと表記されていても、湯だめ熱盛りの場合もあるので注意が必要です。
広島つけ麺の場合には辛さを指定する?
一般的なつけ麺とは違って、「広島つけ麺(広島風つけ麺)」の場合には、辛さを指定するのが一般的です。
広島つけ麺は、つけ汁が辛いことが最大の特徴だからです。
お店によって、ココイチカレーのように辛さを段階的に指定できるお店もあります。
広島つけ麺のお店には、私も何度か足を運びました。
そのお店は辛さが10段階ぐらいに分かれていたので、「次はもっと辛いのを食べてみたいから、また来よう」と思わせる、うまいシステムでしたね(笑)
迷ったときは
注文に迷ったら・・・
「全部普通のやつで」と注文しましょう。
店員さんも『初めての人だな』と察してくれることでしょう(笑)
まとめ
ラーメンと兄弟のような存在のつけ麺。
最大の特徴は、麺の熱さを選べることと、スープ割りを頼めることにあります。
個人的には氷締め、もしくは冷盛りで注文し、スープ割りは注文しませんね。
私はスープ割りなしでつけ汁を飲み、渇いた喉をお冷で潤します。
濃い味のつけ汁がたまらなく美味いんですよ(デブ)
しかし、最近ではスーパーや通販でも、つけ麺を見かけるぐらいにメジャーな食べ物となってきました。
たまにはお取り寄せでつけ麺も・・・楽しいかも!?