月見そば、あなたはどうやって食べていますか?
インターネット上では、月見そばの食べ方について意見が盛んに交わされています。
食べ方といっても、そばそのものではなく・・・
その上に乗っている生卵をどう扱うかについて熱く語られています。
しかし、どれが正解というのはなく、それぞれでいろんな食べ方があるので議論は終わりそうにありません!
それでは今回は月見そばの卵の食べ方について、いつ潰して食べるのかを一覧にしてみましたので紹介していきます。
あわせてチェック
一般的な月見そばの卵の食べ方とは
調べてみると本当にいろんな食べ方がありました。
その中でも、よくある食べ方をピックアップしてみました。
卵をすぐに潰して汁と混ぜる派
出てきてすぐに、月見そばの卵を潰して混ぜてしまいます。
こうすると、溶いた卵でそばつゆがマイルドになり美味しくなります。
さらには熱いうちに混ぜてしまうので、後半になると黄身の一部が繊維状に固まるところがいいという意見も。
この食べ方をする人は「卵が混ざっているので汁を全部飲まないと勿体ない。でも塩分高いから飲み干すか迷う」というジレンマに悩まされるようです。
卵をすぐ潰すけど混ぜない派
一方で、出てきてすぐ卵は潰すけど、混ぜずに食べる人もいます。
そばと潰した黄身を絡めながら食べていきます。
卵は先に潰すけど、汁には混ぜずに黄身が溶け出してきたところを絡めとる!
生卵とそばの風味を余すことなく味わえそうです。
はじめに卵を沈めて後半になってから潰す派
月見そばが出てきたら、まず熱いうちに卵を麺の中に沈めてしまいます。
ここからが各個人で差が出るところで、
- 沈めた卵が食べているうちに自然と出てきたら潰す。
- 熱で白身が白くなるまで待って、麺を半分くらい食べたらそっと黄身だけ崩して絡めながら食べる。白身は具として食べる。
- 先に麺と白身を絡めて食べて、黄身は後半に潰して食べる。
- 前半は白身と麺を絡めながら食べる。後半はレンゲに黄身を入れて崩し、その中に麺を入れて絡めて食べる。
といったように、それぞれ生卵に対するこだわりを持って食べています。
ただ共通しているのは、前半で黄身が崩れると負けた気分になるということ。
いかに黄身を崩さずに後半まで保てるかが勝負のようです。
ところが最近では、月見そばなのに生卵ではなく温泉卵が乗っているものもあります。
そうすると、この楽しみ方ができないと憤慨している層も一部います。
そばつゆを濁らせずに食べるには温泉卵がもってこいなのかもしれませんが・・・
月見そばに「生卵なのか温泉卵なのか」でまた論争が起こりそうですね。
卵はまったく潰さない派
こちらは卵を潰さず、崩さず、そのままの状態で維持する派です。
月見そばが出てきたら始めにツルっと飲み込む派と、そばを食べ終わるまで残しておいて最後に一気に飲み込む派と分かれるようです。
これは、潰れた生卵でそばつゆが濁るのが嫌だから丸ごと口に流し込むという意見が多かったです。
いかに生卵の形のままキープできるかが戦いですね。
しかし、これって・・・
月見そばを頼む理由があるのでしょうか・・・?
かけそばじゃダメなのでしょうか・・・?
などと思いつつ、私も先日月見そばを頼んだんです。
そうしたら、こともあろうに・・・
この食べ方をしている自分に気付きました(笑)
うーむ、奥深いw
月見そばの正しい作法と歴史とは?
そもそも月見そばの正しい食べ方や登場時期はいつなのか。
調べてみたものの…残念ながら不明です。
ですが、様々な背景から推測すると、1800年代後期から1900年代初頭くらいではないかと考えられます。
推測理由
- 卵を食べると不幸が起きるとされていた
- 仏教でも殺生として禁じられていた
- 西洋文化の伝来とともに食されるようになった
(1600年前後) - 生食が広まったのはもっと後
- 高価な食べ物であったこと
- 卵かけごはんは1800年代中ごろに岸田吟香が日本人で初めて食べたという記録が
このような時代背景があることからですね。
と考えると・・・
月見そばの歴史は、たかだか100年ちょっと。
コレ!!という食べ方の正しい作法など存在しないということが言えるでしょう。
月見そばの食べ方について描かれている漫画は何?
そばを題材にした漫画はいくつか出ているのですが、その中でも月見そばの卵を潰すか潰さないかに言及したものがあります。
気になったので調べてみると、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』という漫画の11巻、「第63話 月見そばの生卵いつつぶす?」にて描かれています。
内容についてはネタバレになってしまうので割愛しますが、本当に生卵はいつ潰せばいいんだと悩ましく思っている人が多いのですね。
もうタイトルからしてアレですがw
気になる人はぜひこの漫画を読んでみてください。
月見そば以外の話もとても気になります!!
まとめ
結局、「月見そばの正しい食べ方は何?」と聞かれると、どれが正しいと言い切れるものではありません。
それぞれの食べ方に工夫があって面白いですよね。
いつも食べている方法と違うものがあれば、今度試してみるのもいいですね!
自分好みの生卵の具合を見つけるのも楽しそうですし、その日の気分によって変えてみるのもアリです。
新たな月見そばの発見があるかもしれませんよ。
ただし、ひとつ気を付けて欲しいのは・・・
他人の食べ方にとやかく言わないこと!
下手な口論になってしまってもつまらないですからね!(笑)