忙しい時に便利な、中華麺や焼きそば麺。
ひと手間かけるだけで、おいしい麺料理が楽しめる便利な食材です。
でも、不思議に思ったことはないでしょうか?
「中華麺と焼きそば麺、何がどう違うの?」
見た目はほとんど同じですが、何か違いはあるのでしょうか?
使い方の違い
まず気になるのは、それぞれの使い方ですよね。
もっと言えば、
- 「中華麺で焼きそばは作れない?」
- 「焼きそば麺でラーメンは作れない?」
というところです。
結論から言うと、中華麺でも焼きそばは作れますし、焼きそば麺でもラーメンは作れます。
ですが、麺の特徴によって使い方に少々差があります。
では、詳しく見ていきましょう。
中華麺の使い方
中華麺は、ラーメンや冷やし中華によく使われます。
コシがあって、ゆでてから汁物に入れたり、水でしめたりするとおいしく食べられます。
これ一つでいろいろな食べ方ができる麺ですね。
もちろん焼きそばにも使えますが、そのまま使うと固まりやすいです。
せっかくの麺がぶつ切りになってしまうのは、もったいないですよね。
焼きそばに使うときは、蒸してから使うのがおすすめです。
焼きそば麺の使い方
焼きそば麺はもちもちとした食感が特徴です。
ほぐれやすく、炒めて使うのに最適です。
名前の通り、焼きそばに向いた麺ですね。
ラーメンにも使えますが、中華麺とのゆで時間の違いには注意しましょう。
もともと柔らかいので、長時間ゆでるとさらに麺がふにゃふにゃしてしまいます。
サッとゆでて、あまり水っぽくならないように使うのがおすすめです。
作り方と原料の違い
使い方の違いを見てきました。
「見た目はほとんど同じなのに、どうしてこんなに違うの?」
と思われた方は多いのでは?
どうやら、作り方や原料に差がありそうです。
次はそのあたりについてご紹介します。
中華麺の作り方と原料
中華麺の原料は以下の通りです。
- 小麦粉
- かん水
- 卵黄
- 塩
これらの原料を混ぜて、よくこねてから延ばして細切りにしたのが中華麺です。
かん水を使うことで、汁物によく合う、中華麺独特のコシや風味が出ます。
コシのあるラーメンは、こうした作り方や原料から生まれているのですね。
焼きそば麺の作り方と原料
焼きそば麺も、原料は中華麺と同じです。
作り方も細切りにするところまでは同じです。
最も大きな違いはその後です。
細切りにした後に、蒸して油をまぶせば焼きそば麺の完成です。
蒸すことで、焼きそば麺特有のもちもちした食感が出るようになります。
さらに油をまぶすと、炒めたときに麺がほぐれやすくなります。
まさに「焼きそばのための麺」ですね。
まとめ
今回は、中華麺と焼きそば麺の違いについて見てきました。
味や食感、使い方に差はありますが、アレンジの仕方は自由です。
それぞれの特徴にあった、おいしい食べ方をぜひ探してみてください。