豚料理、美味しいですよね!
チャーシュー、ハム、ベーコン・・・
でも、これらの違いがどこかって、明確に答えることができますか?
詳しく解説していきたいと思います。
チャーシュー/ハム/ベーコンの違い
材料となる肉は、すべて豚肉。
3つの違いは調理方法と部位の違いに由来します。
チャーシュー | ハム | ベーコン | |
調理法 | 焼く | 塩漬け肉を燻製/煮沸 | 塩漬け肉を燻製 |
部位 | バラ/ロース/モモなど | 本来はモモ肉/ロースも使う | バラ肉が主流 |
詳しくみていきましょう。
チャーシューの特徴と作り方
チャーシューとは漢字で書くと「焼豚」です。
部位はバラ肉やロース、モモなど様々な部位が使われます。
醤油や砂糖など甘辛いタレなどで味付けした豚肉をオーブンなどの炉で焼いたものです。
また、焼豚と似た食べ物に「煮豚」もあります。
煮豚は、その名の通り豚肉を味のついた甘辛いタレで煮詰めたものです。
両者は作り方が明確に違うのですが、同一として扱われることも少なくありません。
チャーシューと言えばラーメンがお馴染みですよね。
しかし、ラーメン屋によっては、煮豚を焼豚として提供していることもあります。
どちらも味が似ているため、焼豚か煮豚かの判別は難しいものです。
表面にネットの網目がないものは、焼豚である可能性が高いです。
煮豚は煮崩れを防ぐために、豚肉をネットで包んで調理することが普通ですからね。
ラーメンのトッピングで薄切りされたものの場合、網目があるかどうかの判別は難しいですけどね(笑)
ラーメン店では、こういう網目まで見られませんからね。
ハムの特徴と作り方
塩漬けにした豚肉を燻製にしたり煮沸したりして作られます。
元々はモモ肉がハム(ボンレスハム)の始まりとされていますが、ロースや、その他部位も使われるようになりました。
他にも流通は少ないですが、バラ肉を使ったベリーハムなどもあります。
ベーコンの特徴と作り方
塩漬けにした豚肉を燻製して作られます。
元々はロースで作られていましたが、現在の日本ではバラ肉を使用したものが一般的なベーコンと呼ばれています。
肩ロースを使った「ショルダーベーコン」などもあります。
元々は保存食として作られた
チャーシュー、ハム、ベーコンの歴史には所説あります。
その起源は、今から紀元前までさかのぼると考えられています。
生ハムに至っては、一説によると紀元前3500年頃には既に誕生していたと考えられています。
・・・恐ろしいほどの歴史がありますね(汗)
そもそも、何故そんなにも長い歴史があるのかというと、チャーシュー、ハム、ベーコンは保存食として誕生したからです。
昔は冷蔵庫なんてものはありませんでした。
貴重なタンパク源である肉を長期保存するために塩漬けし、それにより雑菌の繁殖を防いでいたのです。
たまに飲食店で生ハムの原木をディスプレイとして飾っているお店がありますよね。
常温で保存できるのも高塩分濃度のおかげです。
まとめ
チャーシュー、ハム、ベーコンは同じ豚肉を使った食べ物ですが、その作り方に違いがあります。
まぁ作り方は違えど、どれも美味しいんですけどね^^
ちなみに生ハムの原木はAmazonも購入可能です。
塩分の過剰摂取が怖いですが、生ハム好きの方は是非どうぞ(笑)