- 「袋に『ゆでずに簡単』と書いてあるけど、どういうこと?」
- 「ゆで麺は普通、お湯に通すけど何が違うの?」
そんな風に考えて、結局買うのをやめてしまったことはありませんか?
実態の分からないものって、なかなか手が出ないですよね。
そこで今回は、流水麺がどんな商品なのかご紹介しています。
また、ゆで麺との違いについても検証していますよ。
流水麺はお湯に通さなくても良い麺
流水麺は、シマダヤ株式会社から発売されている商品。
参考
「さっと水でほぐすだけ」のタイプは、麺を水で洗うだけですぐに食べられます。
「たっぷりスープ(つゆ)をかけてほぐすだけ」のタイプなら、お皿に麺を盛りつけ、スープ(つゆ)をかければ食べてOK。
そうです、流水麺はお湯に通さずに食べられるという画期的な麺なのです。
- 「夏にお湯を使うのがいや」
- 「ゆでるのが面倒くさい・・・」
そういった方の救世主となっています。
流水麺は、なぜお湯に通さなくても食べられるのでしょうか?
それは、製造過程でクエン酸などの酸味料を配合してあるためです。
酸味料を使うと保存性が高まり、微生物が繁殖しにくくなります。
ゆでずに食べられるのは、シマダヤの技術があってこそなんですね。
ゆで麺をお湯に通さないのはNG
スーパーでいろんな種類が販売されているゆで麺。
名前のとおり、生麺を一度ゆでてあるものです。
ですが流水麺とは違い、食べるときには再度お湯に通さなければなりません。
「一度ゆでてあるんだから、別にそのまま食べてもいいんじゃない?」
そんな風に考えがちですが、お湯に通すのにはきちんと理由があります。
注意ポイント
- 菌が繁殖しやすい
- デンプンの老化
1.菌が繁殖しやすい
ゆで麺は水分が多いため、菌が繁殖しやすい状態になっています。
そのため、食べるときにはお湯に通した方が安全です。
無理矢理ゆでずに食べて、食中毒になったら最悪ですよね・・・
2.デンプンの老化
小麦粉のデンプンは、お湯に通すことで食べられるデンプンに変わります。
しかし、このデンプンは時間がたつと老化してしまうのです。
老化したデンプンは消化されにくく、お腹をこわす可能性も。
また味の面から考えても
- モソモソする
- 切れやすい
- 麺がくっついて固まっている
などの理由で、おいしいとは言えません。
流水麺とゆで麺では他にも違いがある
流水麺はとても便利。
ここまでの情報だと「ゆで麺より流水麺の方がいいじゃん♪」と、思いますよね。
ですが、流水麺とゆで麺では味、価格にも違いがあります。
順番にみていきましょう。
味の違い
味を比べると流水麺よりゆで麺の方がおいしいです。
流水麺を食べた感想としては、
- ゆで麺よりコシがない
- 独特の酸味がある
というものが多い印象。
毎年味の改良はされていますが、まだゆで麺と比べると劣っていると言えます。
よって味を取るなら、流水麺よりもゆで麺がオススメ。
価格の違い
スーパーに売られているゆで麺は、安いものならば一人前が20円程度。
一方流水麺は、二人前を160~240円程度で販売しているところが多いようです。
価格を取るなら、ゆで麺の方が安くすみますね。
消費期限は同じくらい
流水麺とゆで麺の違いを見てきましたが、消費期限はそこまで違いがありません。
流水麺だと・・・
- 「そば 2人前」 6日
- 「うどん 2人前」 7日
となっています。
一方、一般的なゆで麺はだいたい5日程度です。
多少は持ちますが…
やはり期限が切れてしまったものは、食べるのをやめておいた方が無難でしょう。
チャレンジするなら自己責任でお願いします(笑)
まとめ
とっても便利で時短の叶う流水麺。
ただし、味や価格の面ではゆで麺の方が優位だということが分かりました。
便利さをとるなら流水麺。
味や価格を取るならゆで麺。
その時々によって、うまく使い分けられたらいいですね。