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蕎麦の生産量ランキングまとめ|意外過ぎる!産地日本一はマサカの・・・!?

そば 産地 有名 ランキング 日本一

ソバと蕎麦、どちらも同じ読みですが、正確には意味が異なることはご存知ですか?

前者は蕎麦麺の原料となるソバという植物、後者は蕎麦麺のことを指すのです。

日本三大蕎麦といえば、以下の三か所。

  • 岩手のわんこ蕎麦
  • 長野の戸隠蕎麦
  • 島根の出雲蕎麦

ですが、他にも日本各地に御当地蕎麦がたくさんあります。

では一体、蕎麦の生産量日本一はどこかご存知ですか?

「日本三大蕎麦っていうぐらいだから、岩手、長野、鳥取じゃないの?」と言いたくなりますが、実はそんな単純な話ではないのです。

 

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ソバの生産量一位はどこだ?

まずは蕎麦麺の原料となる作物としての【ソバの生産量】ランキングをお送りします。

参考

参考:4 平成30年産そば(乾燥子実)の作付面積及び収穫量

第3位:茨城県

  • 収穫量:2020トン
  • 国内収穫比率:7%

第2位:長野県

  • 収穫量:2130トン
  • 国内収穫比率:7%

第1位:北海道

  • 収穫量:11500トン
  • 国内収穫比率:40%

ソバの国内収穫量で2位に圧倒的差をつけての1位は「北海道」です!

まぁ圧倒的に面積が大きいから、当然と言えば当然の結果かもしれません。

 

北海道でソバの収穫が盛んな理由は、ソバは痩せた土地でも育成することができるから。

広大な土地がある一方で、育てることができる作物は限られているのです。

特定の作物を集中的に作ることが多く、ソバもその一つというわけです。

また、北海道にもたくさんのご当地蕎麦が存在しています。

日本国内で考えた場合、原料まで含めた「本当の意味でのご当地蕎麦」が食べられるのは、もしかしたら北海道なのかもしれませんね。

生産が盛んなだけあって、そばのイベントも豊富に開催されています。

幌加内新そば祭り

毎年秋になると新そばの収穫が始まり、美味しいそばが食べられる新そば祭りも開催し大変賑わいます。

人口1500人ほどの小さな町に人口の30倍以上の人がやってくる大人気イベント幌加内新そば祭りを紹介します。

引用:幌加内町新そば祭り2019!アクセス方法・会場・イベントなど徹底案内!

お近くの方は、出向いてみても面白いかもしれませんね!

純国産蕎麦はかなり少ない!?

実はソバの国内自給率は20%程度です。

大半を輸入品(ほとんど中国産)に頼っているというのが、日本の蕎麦産業の実状です。

ソバは他の穀物に比べて、単位面積当たりの収穫量が少ないため、生産者からしたら利益率の低い作物なんですよね。

そして海外に比べて圧倒的に作付面積の狭い国内産の蕎麦粉は高く、輸入品の方が圧倒的に安いため、自給率が下がるという結果になっています。

蕎麦と言えば日本の伝統食という印象ですが、原料のほとんどが輸入品というのは少し寂しいですね。

 

意外過ぎる【生/茹で蕎麦麺の生産量】

続いて蕎麦麺の生産量ランキングをお送りします。

ただ蕎麦麺と一言に言っても、生麺や茹で麺、乾麺とがあります。

まずは生麺、茹で麺の生産量について紹介します。

 

県別の蕎麦麺の生産量は新しい統計データが存在しないため、2009年の少し古いデータで紹介します。

第3位:東京都

  • 生麺:1000トン
  • 茹で麺:2221トン
  • そば粉使用量:1514トン

第3位は東京都です。

現在の蕎麦の主流である「そば切り」が、最初にブームとなったのが「江戸蕎麦」です。

現代においても江戸と蕎麦は切り離せない関係なのかもしれませんね。

第2位:静岡県

  • 生麺:166トン
  • 茹で麺:4137トン
  • そば粉使用量:1203トン

第2位は静岡県。

圧倒的な茹で麺の生産量です。

一方で、そば粉使用量は東京都よりも少ないです。

静岡の御当地蕎麦と言えば「茶そば」ですね。

恐らく抹茶粉を使うぶん、そば粉の使用量が減っているものと考えられます。

第1位:埼玉県

  • 生麺:1823トン
  • 茹で麺:2817トン
  • そば粉使用量:2231トン

第一位は、クレヨンしんちゃんでお馴染みの「埼玉県」です!

えっ?なんで?

私も調べてみて、意外過ぎる結果で驚いているのですが、何故か埼玉県が第一位です。

埼玉の御当地蕎麦と言えば『秩父蕎麦』がありますが、そこまで有名ではないですよね?

 

色々調べてみたのですが、明確な答えはなく、どうやら伝統的に蕎麦麺の生産量が多いというわけではないようです。

埼玉が生産量日本一の推定理由として、『大規模製麺メーカーの工場が多数あるから』ではないかと思います。

 

国の統計資料によると、製麺業を営み資本金規模が1億円以上の企業が埼玉県内に7つも存在しているため、県内での蕎麦麺の生産量が多いのではないかと予想します。

ちなみに7つという企業数は全国2位で、埼玉には大きな企業の生産元が集まっていることが、よくわかります。

 

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乾燥蕎麦麺の生産量日本一はやっぱり、、、

続いて乾麺での生産量ランキングを紹介します。

第3位:茨城県

  • 乾燥麺生産量:2728トン
  • そば粉使用量:1173トン

第3位は茨城県です。

ソバの生産量で第2位で、乾麺では第3位です。

茨城県には『常陸秋そば』というソバのブランド品種があり、郷土料理として『けんちんそば』もあります。

けんちんそばとは、根菜たっぷりの汁につけて食べる蕎麦です。

第2位:山形県

  • 乾燥麺生産量:3464トン
  • そば粉使用量:1215トン

第2位は山形県です。

こちらもソバの生産量でランクインした県です。

恐らく県内で生産したソバを加工し、県外に出荷する場合、生麺類よりも乾燥麺の方が日持ちするため、乾燥麺の生産が盛んになっているものと考えられます。

第1位:長野県

  • 乾燥麺生産量:13020トン
  • そば粉使用量:6855トン

乾燥蕎麦麺の生産量第1位は『信州そば』でお馴染みの長野県です。

生麺類ではランクインしていませんでしたが、乾麺での生産量は圧倒的首位です。

生麺類と乾麺を合わせた蕎麦麺の生産量で言えば、長野県が断トツの1位です。

全国どのスーパーにも『信州そば』は必ずと言っていいほど並んでいます。

長野県も全国のスーパーやお土産などで全国に流通することを想定して、日持ちする乾燥麺の生産が盛んになっていると考えられます。

 

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まとめ

ポイント

  • ソバの生産量日本一は北海道
  • 生麺類の蕎麦の生産量日本一は埼玉県
  • 乾麺の蕎麦の生産量日本一は長野県

生麺類での日本一が埼玉県というのは意外過ぎる結果でしたね。

とはいえ、生麺類と乾麺を合わせた生産量だと、長野県がダントツの日本一です。

こうやってランキングにしてみると、東日本に蕎麦の産地が多く、「西はうどん、東は蕎麦」と言われるのも納得の結果ですね。



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