野菜たっぷりの麺料理の代表「ちゃんぽん」と「タンメン」。
どちらも食べたことがあるけど、「違いが分からない」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ちゃんぽんとタンメンの違いについて解説していきます。
似ているようですが、比べてみると実は全然違うんです。
両社の違いを分かりやすく解説していきます!
ちゃんぽんとタンメンの違いは?
ちゃんぽんとタンメンの違いを見ていきましょう
ちゃんぽん | タンメン | |
麺 | ちゃんぽん麺 | 中華麺 |
スープ | 豚骨ベース | 鶏ガラベース |
具材 | 野菜+肉+α(魚介・かまぼこ) | 野菜+肉 |
作り方 | 麺をスープや具材と共に煮込む | 麺とスープ・具材は別で作る |
一般的なちゃんぽんとタンメンになりますので、お店や地域などによっては一部異なることがあります。
その点はご了承ください。
①麺の違い
ポイント
- ちゃんぽん:ちゃんぽん麺(独自の太麺)
- タンメン:中華麺(太さは様々)
ちゃんぽんでは「ちゃんぽん麺」と言われる独自の太麺を使います。
それに対して、タンメンはスープや具材に合わせて細麺から太麺まで、様々なタイプの中華麺を使用します。
ちゃんぽん麺と中華麺はどちらも小麦を原材料としますが、麺を作る過程で使われる水が以下の様に違います。
注意ポイント
- ちゃんぽん麺:唐灰汁(とうあく)
- 中華麺:かん水
なお、どちらも「かん水」の一種ですが、唐灰汁は通常のかん水に比べて炭酸ナトリウムの濃度が濃いものです。
唐灰汁で作られるちゃんぽん麺は独特な風味があり、麺に味が染みやすいのが特徴です。
違いがあるということだけでも、覚えておいてもらえると良いかなと思います。
②スープの違い
ポイント
- ちゃんぽん:豚骨系スープ
- タンメン:鶏ガラスープ
ちゃんぽんは豚骨スープをベースにつくられるのに対し、タンメンは鶏ガラのスープを使用します。
その為、ちゃんぽんはコクのある味わい、タンメンはあっさりした味わいという違いが出ます。
また、ちゃんぽんは具材で魚介を使うことが多い為、魚介の風味がするのも特徴です。
③具材の違い
ポイント
- ちゃんぽん:野菜に加え肉・魚介・かまぼこ等様々
- タンメン:野菜と肉がスタンダード
ちゃんぽんは肉や魚介、かまぼこ等様々具材を使うのに対し、タンメンは野菜と肉のシンプルな具材で作ります。
元々ちゃんぽんは「さまざまな物を混ぜること、または混ぜたもの」という意味を持っています。
一度に色々なお酒を飲むことも、ちゃんぽんと言いますよね。
アレと同じです。
シンプルなのがタンメン、ごちゃごちゃなのがちゃんぽんとイメージをすると良いかと思います。
④作り方の違い
ポイント
- ちゃんぽん:麺をスープ・具材と一緒に煮込む
- タンメン:麺は別で茹で、スープ具材をかける
ちゃんぽんは、スープ(具材)の中に麺を入れ一緒に煮込みます。
対して、タンメンはラーメン同様に麺とスープ(具材)は別で作り、麺にスープをかける調理法です。
その為、ちゃんぽんは、よりスープの味が麺にも染み込みやすいという特徴があります。
食べ比べをしてみるなら…
ちゃんぽんとタンメンの違いを実際に感じるならば、食べてみるのが一番です。
自宅で簡単に美味しく作れる、ちゃんぽん・タンメンのセットをそれぞれご紹介します。
ちゃんぽん:マルゲンちゃんぽん
ちゃんぽんでおすすめなのが「マルゲンちゃんぽん」です。
麺、野菜、具材がセットになっています。
ちゃんぽんって上でも書いた通り、たくさんの具材を入れなくてはならない、ちょっとめんどくさい料理。
しかし、こちらのセットには11種もの具材がセットになっているので、自宅で簡単に本格的なちゃんぽんを作れますよ。
また、6種の麺類から4種をセレクトして頼むタイプになっています。
選べるセット
- 長崎ちゃんぽん
- 小浜ちゃんぽん
- 平戸ちゃんぽん
- カレーちゃんぽん
- 長崎皿うどん
- 五目あんかけ焼きそば
様々な味のちゃんぽんを楽しめるのも嬉しいですね!
また、味や便利さはもとより…
その評判の良さがすごいんですよ♪
「マツコの知らない世界」で大絶賛!
引用:商品公式
これは一度食べてみたくなりますよねー!
タンメン:横浜タンメン
※大手通販サイトでは販売終了してしまいました。
タンメンでおすすめなのが、横浜丸紀の「横浜タンメン」です。
鶏ガラベースのスープと麺がセットになっています。
横浜丸紀は50年以上の歴史を持つ、タンメン発祥の地、横浜にある製麺会社です。
具材は自身で用意する必要がありますが、本場の味を簡単に作れると大変評判です。
麺はしっかりしており適量、スープもあっさりした昔ながらの王道の味です。お買い得な価格も魅力的ですね。
引用:楽天市場
まとめ
今回はちゃんぽんとタンメンの違いについて、4つの項目に分けて解説をしました。
実際はお店によっても多種多様で、明確には分けることができないです。
最近ではタンメンとちゃんぽん中間という意味で、「タンチャン」なんていわれるものも出てきました。
どれも美味しいことには変わりませんので、大まかなイメージとして覚えておくと良いかなと思います!
なと思います!