- 「ネギが大好き!いつもうどんにたっぷり入れる!」
- 「辛いものが大好きで、なんでも香辛料入れちゃう!」
こんな方、多いのではないでしょうか?
最近は、辛いものがブームで、スーパーでもたくさんの香辛料が並んでいます。
実は、私もネギやニンニクなどの薬味が大好きです。
いつもついつい食べ過ぎてしまいます。
このような、
- 薬味
- 香辛料
- スパイス
と呼ばれるもの。
この3つ、一体何が違うのかご存知でしょうか?
今回は、知ってると嬉しい「薬味、スパイス、香辛料」の違いについてまとめました。
香辛料とは|スパイスとハーブの違い
香辛料は「食品の調理のために用いる、芳香性と刺激性を持った植物の一部」のことです。
香辛料といえば、香りがよく、少し辛味があって食欲をそそる印象がありますね。
香辛料は、他にもこんな特徴があります。
香辛料の特徴
- 特有の香り
- 辛味
- 香りづけ
- 消臭
- 調味
- 着色
食を楽しむアイテムとして、ヨーロッパや中国など世界各国で古くから親しまれている香辛料。
実は世界的には香辛料やスパイスには明確な定義がありません。
このような香辛料は古くから世界的に流通されているのに係らず、今現在でも具体的な定義付けが世界的になされておらず、各国によりまちまちに香辛料が定義されているのが現状です。
それじゃイカン!と活動しているのが全日本スパイス協会。
1962年に発足したこの協会は、スパイスの品質向上や安定供給を目指して日夜活動している団体です。
この全日本スパイス協会が提唱する香辛料とスパイスの定義がこちらです。
今後の課題としては、「香辛料は何か」と世界的に統一定義づけがされる必要がありますが、全日本スパイス協会自主基準として、香辛料を次のように定義し、更にこれをスパイスとハーブの2種類に分類定義しております。
原料である植物の使用する場所によって「スパイス」と「ハーブ」に分類定義するということですね。
全日本スパイス協会の自主基準をもとに解説していきます。
スパイスの分類定義
スパイスは香辛料のうち、茎、葉、花を使用していないもののこと。
例えば、以下のようなものがスパイスに該当します。
スパイスに分類される例
- にんにく
- ケシノミ
- 唐辛子
- 胡椒
- シナモン
- etc...
辛いものから、香りが独特なものまで色々ありますね。
唐辛子や胡椒は果実、シナモンは樹皮を利用して作られています。
他にも、根っこや種子を利用したものもスパイスの仲間。
日本で使われているスパイスだけでも、100種類以上と種類が豊富です。
ハーブの分類定義
ハーブとは、香辛料のうち、茎と葉、花を利用したもののこと。
例えば、以下のようなものがハーブに該当します。
ハーブに分類される例
- クレソン
- パセリ
- ミョウガ
- よもぎ
- バジル
- etc...
体に良さそうな植物がたくさんありますよね。
ハーブといえば、ハーブティーのような香り豊かなものを想像しませんか?
香りは良いものの、ちょっと意外性のあるのがミョウガ。
ハーブって言われると違和感がありますが、れっきとしたハーブの仲間です。
ハーブの種類は、万を超えると言われています。
まだまだ、知らないハーブがありそうですね。
薬味とは|香辛料との違い
では、薬味とはなんでしょうか。
ミョウガやにんにくは立派な薬味ですよね。
スパイスなのかハーブなのかと言うと・・・
薬味とはずばり、日本料理に用いる香辛料のことを指します。
薬味=香辛料ということです。
薬味は、生で使われることが多く、料理を美しく見せる役割も。
見た目にこだわる、日本食らしい文化ですね。
薬味の例
- 山椒
- わさび
- からし
- ねぎ
- ゆず
- 大根
- etc…
日本食にあう馴染みがあるものばかりですね。
これらを全日本スパイス協会の分類定義に当てはめると、やはりスパイスとハーブに分類されますので、面白い話です。
先にも書いた通り、にんにくはスパイスですし、ミョウガはハーブですからね。
まとめ
スパイス、薬味、ハーブ。
呼び方は色々ですが、全てが香辛料の仲間ということですね。
香辛料と聞くと、どうしても辛味があるものをイメージしますが、それはほんの一部。
香りを楽しむものがほとんどで、辛いのが苦手な方も楽しむことができます。
最近では、塩分を控えるための調味料としても人気ですね。
組み合わせでも、色々楽しめるので、自分のお気に入りを探してみましょう!