沖縄に行ったら食べたいものと言えば・・・
ダントツで沖縄そば。
他にもゴーヤチャンプルーやタコライス等ありますが、やっぱり沖縄そばは外せません。
・・・でも、ソーキそばという言葉も見かけるけど、沖縄そばと何が違うのか気になりませんか?
違いを解説していきます!
沖縄そばとは
沖縄そばとは、沖縄で1日に15万食以上消費される県民食です。
麺はそば粉を全く使わない小麦のみで作られています。
材料は中華麺と同じ。
太めに切ってちぢれをつけた麺を茹で、熱いうちに油をまぶして自然冷却する点は沖縄そばの特徴です。
油をまぶして自然冷却するのは、冷蔵庫がなかった時代の麺を長持ちさせるための先人の知恵なんですよ。
ダシは豚骨や鰹節を用います。
昔は濃い色の醤油味でしたが、塩味へとシフトしました。
麺は太目で和風ダシを使っていることから、味や触感はラーメンよりむしろ肉うどん。
トッピングのベースは3枚肉、かまぼこ、小口ネギ、紅ショウガです。
店・地域・家庭ごとにレシピは様々あるとされています。
また、沖縄そばは作られている地域やトッピングによって名前が変わるのをご存知でしょうか。
例えば、宮古そば、八重山・石垣そば、大東そばなど作られた離島によって変わる沖縄そば。
ソーキそば、てびちそば、野菜炒めそば・・・とトッピングによって変わる沖縄そば。
地域もしくはトッピングによって呼び方が変わっていきます。
これらを全部ひっくるめて沖縄そばというわけです。
つまり、ソーキそば=沖縄そばの一つという事になります。
沖縄そばとソーキそばの違い
沖縄そばとソーキそばの違いは2つあります。
- 誕生した年代
- トッピング
1つずつお話していきますね。
1.誕生した年代
沖縄そばは琉球王朝時代、中国から中華麺が伝わってから誕生しました。
当時は小麦が高価だったため、宮廷料理でした。
庶民が食べれるようになったのは大正時代で、戦後県民食に定着していったのです。
今ではご当地料理として全国でも有名ですよね^^
一方、ソーキそばは1970年代に誕生しました。
沖縄そば自体の歴史から比べると非常に新しいものだということが分かりますね。
流星のごとく登場したソーキそばの人気はすさまじく、あっという間に多くの人に親しまれるようになりました。
2.トッピング
沖縄そばとソーキそばのトッピングで唯一違うのが「お肉」。
沖縄そばの場合、3枚肉を甘辛く煮たものを使用しています。
3枚肉とは肉の断面が皮・脂身・赤身の3層になっているバラ肉の事です。
沖縄そばの中にお肉が3枚入っているという意味ではなかったんですね・・・。
ソーキそばの場合、豚のあばら肉(スペアリブ)を3枚肉同様、甘辛く煮たものを使用しています。
じっくり煮込むので骨が簡単に取れるほど軟らかいのが特徴。
骨付きソーキと軟骨ソーキがあり、どちらも人気が高いんですよ^^
まとめ
ソーキそばは沖縄そばであり、トッピングが3枚肉ではなくソーキを使っているそばのことでした。
それにしても、沖縄そばは、離島を含み沖縄全体で愛されている県民食であるということがよくわかりましたね!
観光でいった際は、食べ歩きをしてみるのも楽しいのではないでしょうか。