昔から、世界中で多くの人に愛されてきた麺類。
もちろん日本にも、色々な麺類があります。
日本人は特に麺類が好きと言われています。
日本独自の麺はもちろん、今では外国の麺もよく食べられるようになりました。
同じ麺類とはいっても、それぞれに特徴があります。
種類ごとの特徴を知れば、色々な麺類をより美味しく食べるきっかけになるでしょう。
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中華麺
中華麺とは、小麦粉を練ったものにかん水を加えて作る麺のことです。
名前のとおり、もとは中国で食べられていた麺です。
日本でも普及し、今ではすっかりお馴染みの食材になりました。
ラーメンや冷やし中華、焼きそばなど、色々な麺料理に使われています。
レパートリーが広く、使い勝手の良い麺ですね。
中華麺の特徴
中華麺の特徴は、何といってもコシの強さです。
あまり水分を加えず、塩やかん水を使う独特の製法が、独特のコシを生み出します。
歯ごたえが良いと、麺そのものをおいしく食べられますよね。
また、同じ中華麺でも、製法によって味や食感が変わります。
細麺と太麺、蒸し麺とゆで麺など、バリエーションが豊富ですね。
麺自体のアレンジや食べ比べができるというのも、中華麺の特徴です。
参考
うどん
うどんは、昔から日本に伝わる小麦粉ベースの麺です。
有名な香川県の讃岐うどん以外にも、日本全国に色々なご当地うどんが伝わっています。
参考
だし汁に浸して食べるのが一般的で、味付けには地方ごとに特徴があります。
大きく分けると、関西は薄味、関東は濃い味です。
旅行先で、知らずに食べて驚いた、という経験をお持ちの方は多いかもしれませんね。
うどんの特徴
うどんは、ほかの麺類に比べて太いのが特徴です。
太さには基準があり、現在の日本農林規格では、麺の直径が1.7mm以上と定められています。
余談ですが、直径が1.7mm~1.3mmの麺は「冷や麦」に、それ以下の麺は「そうめん」に分類されます。
うどんとそうめん、実は太さが違うだけで、どちらも同じ原料や製法が用いられています。
また、他の麺類に比べて消化が良いという点も特徴です。
風邪の時でも食べやすく、体が温まることもあり、体に優しい食事として重宝されています。
そば
そばと言えば、うどんと並んで日本に古くからある麺です。
こちらは小麦粉ではなく、ソバの実を使ったそば粉が原料です。
落語や小説などの影響から、人によっては江戸っ子の食べ物というイメージが強いかもしれません。
味わいだけでなく、香りを楽しむように食べるのが粋な食べ方とされてきました。
また最近では、そばに含まれる成分の健康効果が注目されるようになりました。
ただの麺類というだけではなく、ヘルシーな食べ物というイメージも定着しつつあります。
そばの特徴
そばの特徴は、原料にあります。
小麦粉ではなく、ソバの実を挽いたそば粉をこねて生地を作ります。
このとき、そば粉だけを使うものを十割そば、つなぎに二割ほど小麦粉を入れるものを二八そばと呼びます。
また、新潟県の名産であるへぎそばは、つなぎに海藻を使います。
つなぎの有無や種類、割合によって、名前だけではなく味や食感にも差が生まれます。
そのほか、ゆで汁を飲んだり、だしを割るのに使ったりするのも、そばを食べるときならではです。
でんぷん質が溶け出して、程よくとろみがついた蕎麦湯は、そばを食べ終わった後の楽しみです。
ゆで汁をそのまま飲むというのは、ほかの麺類には見られない特徴ですね。
パスタ
さて、ここまでは日本を含めたアジア圏の麺類をご紹介してきました。
西洋の麺類といえば、メジャーなのはやはりパスタですね。
この「パスタ」という呼び名には、麺だけではなく、マカロニやペンネなど短いものも含まれます。
日本では、スパゲッティに代表される麺状の長いパスタがよく食べられています。
梅しそや明太子、しらすなど、和風にアレンジされたパスタは色々なレストランで見られるようになりました。
日本に入ってきたのが百年ほど前と、他の麺類に比べると最近のことです。
ですが、もうすっかり日本に根付いていますね。
パスタの特徴
パスタの特徴は、デュラム小麦という、パスタ特有の原料を使う点です。
中華麺やうどんなど、他の小麦粉麺に使われる小麦よりも弾力性があり、たんぱく質を多く含んでいます。
パスタ独特のコシや食感は、このデュラム小麦から来ています。
また、色々なソースに合うため、アレンジがしやすいのも特徴です。
元々イタリア料理にあるソースだけではなく、日本で考案されたソースもたくさん出回っています。
トマトソースやクリームソース、オイルなど、どれも違ったおいしさがありますよね。
まとめ
日本でよく食べられている麺類についてご紹介してきました。
原料や作り方など、それぞれに特徴がありますね。
お気に入りの一品を探すために、今回ご紹介した内容をぜひ役立ててみてください。
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