湯豆腐や鍋、うどんや蕎麦など、様々な料理で活躍するネギ。
とても健康的な食材で、風邪予防にもいいと有名ですね。
そんな体に良いと言われるネギ。
食べ過ぎると体に異変が起こることはご存知でしょうか。
今回は、ネギを食べ過ぎると危険な理由をお伝えしていきます。
ネギの健康的な効果
ネギは、たくさんの体にいい栄養素が含まれています。
- ビタミンC
- ビタミンK
- カルシウム
- 葉酸
- アリシン
その中でも、ネギのにおいや辛味のもとになっているのが「アリシン」という栄養素です。
アリシンとは、玉ねぎやニンニクにも含まれる、刺激の強い辛味成分のこと。
そんなアリシンには、体に嬉しいこんな効果があります!
ポイント
- 疲労回復効果
- 血行促進効果
- 強い殺菌効果
- エネルギー代謝促進
- 抗酸化効果
ネギは風邪予防に効果的といわれているのは、このアリシンの殺菌効果のおかげなんです。
こんなに体にいいなら、たくさん食べなきゃ!そう思いますよね。
でも、実は食べ過ぎるとやばい原因もこのアリシンなのです。
ネギの食べ過ぎが危険な理由とその症状
体に嬉しい効果がたくさんあるアリシン。
でも、過剰に摂取しすぎると、体にこんな異変が起こってくるのです。
注意ポイント
- お腹の調子が悪くなる
- 頭痛
- 口臭や体臭が強くなる
ネギ好きの方は、経験したことがあるかもしれませんね。
では、詳しくみていきましょう。
1.お腹の調子が悪くなる
アリシンは、とても刺激が強い栄養素。
特に、生でたくさん摂取すると大変です!
刺激が強すぎて胃が荒れてしまい、腹痛や下痢などの症状がおこることがあります。
胃腸の弱い方や、小さいお子様は特に注意が必要ですね。
ただ、症状を感じる量は人それぞれ。
自分にあった摂取量を見極めて、美味しい!と一気にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。
また、加熱するとアリシンは減少します。
たくさん食べ過ぎてしまう方は、加熱調理して摂取するのもおすすめです。
予防方法
- 胃腸が弱い方は、適度な量にとどめる
- 加熱してから摂取する
- 水にさらす
2.頭痛
アリシンには、血管を拡張して血液の流れを良くするという効果があります。
血栓を予防したり、血行も良くなって体も冷えにくく、とても嬉しい効果ですね。
ただし、摂取しすぎると、広がった血管が神経を圧迫して、頭が痛くなることがあります。
時間が経つとアリシンは体で分解されるので、頭痛も治ってきますが、頭が痛いのって本当つらいですよね。
やっぱり食べ過ぎには注意しましょう。
予防方法
- 加熱してから摂取する
- 1度に食べる量を減らす
- 水にさらす
3.口臭や体臭が強くなる
刺激の強いアリシンは、においも独特。
「あのネギの香り、人から臭うのはちょっと・・・」という方も多いのではないでしょうか。
ネギを大量に食べると臭いが残りやすく、口臭だけでなく体臭まで気になることも。
しかも、ネギの臭い成分は代謝しにくく、臭いが長時間残りやすいのです。
なので、デートやと人と会う前日は、特に注意したいところ。
ただ、過剰に摂取しすぎなければ大丈夫です。
もし食べ過ぎてしまった時は、タンパク質やポリフェノール、カテキンなどが臭いを抑えてくれます。
におい対策方法
- 牛乳を飲んでタンパク質と分解させる
- りんごのポリフェノールで臭いを消す
- 緑茶を飲みながら食べる
まとめ
過剰に摂取しなければ、とても体にいいネギ。
適度に食べることで、免疫力も高まり、疲労回復効果もあります。
今回は、ネギ好きの方のために、「アリシンをできるだけ摂取しない方法」をご紹介しました。
少量でも、アリシンをしっかり摂取したい時はこちら。
- 生で食べる
- 加熱するときは油で炒める
- スープでお汁まで飲む
- しっかり刻む
- とれたてを食べる
- 白ネギの白い方を食べる
少量のネギでも、アリシンをしっかり摂取することができます。
寒い11月〜1月がネギの旬。
適度に摂取して、風邪をひかないように免疫力を高めていきましょう。